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遺品の片付けから学ぶ「申し送り」の重要性

祖母が亡くなり、孫である私が遺品整理の命を受け、誰もいなくなった祖母宅へと向かいました。

祖母はいわゆる「片付けられない人」で、祖母宅へと着いた私は部屋の余りの乱雑さに、思考停止してしまいました。
とは言っても、呆然と立っているだけでは永遠に終わらない。
私は業者さんにお願いすべきだったと後悔しつつ、謎の布切れや、大量のポケットティッシュ、何処に売っているのか見当もつかない人形たちを集め、残すべき物と捨てる物をせっせと仕分けしていきました。
祖母の思い出に浸りながら、そしてホコリにまみれながら数時間の仕分け作業を終え、結果的に遺書があるわけでもなく、残すべき物はほとんどありませんでした。

私にとってはなかなか大変な日になりましたが、このおかげと言うべきか、重要なことを理解したのです。
それは、残された人のために、「伝えるべきことを伝えておく」ということ。
死後、残された家族が必要な書類などなど、探すだけで一苦労だという事が今回、身にしみて分かりました。
残された人が困らないように、家族への申し送りはしておくべき必須の務めなのです。